フィリピン大学セブ校の卒業生が管理人
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留学体験談:A.K
フィリピン大学セブ校 在学期間:2010年入学、2014年卒業
フィリピン大学での専攻:マスコミ科(現コミュニケーション学科:Bachelor of Arts in Communication)
1.留学先にフィリピン・セブ島を選んだのはなぜですか?
フィリピン大学セブ校を選んだ理由ですが、フィリピンの首都マニラに比べて治安が良いことと、滞在費の安さが決め手になりました。
治安面では、フィリピン大学デリマン校と比較検討した結果、フィリピン大学セブ校の方が、治安面の不安要素が少ないと判断しました。
当初、日本の通信大学への入学も検討しましたが、フィリピン大学セブ校の方が費用を抑えられること、また、日本語教師のボランティア活動との両立も無理なくできることも後押しし、フィリピン大学セブ校への進学を決めました。
学費とビザ代を併せて年間約20万円、家賃や食費等の生活費と併せても年間50万円ほどで済みました。
2.フィリピン大学セブ校での授業や先生について印象に残っていることはありますか?
私はマスコミ科(現コミュニケーション学科:Bachelor of Arts in Communication)を専攻しました。
教授は、学者気質というよりも、フィリピン社会、国際社会に貢献できる人材育成に情熱を持つ指導者気質の教授が多いです。
中にはフィリピノ語や現地のセブアノ語を話す教授もいますが、クラスに外国人生徒がいると英語を使ってくれる方がほとんどです。
海外の大学は入学よりも卒業が大変と言われますが、フィリピン大学も例外でなく、単位取得のため、真剣に勉強に取り組む必要があります。
専門科目のクラスは人数が20名ほどの少人数制で、グループ課題が多い為、クラスメートとの協力とコミュニケーション力が求められます。
3.フィリピン大学セブ校の学生の英語力について、どう思いますか。
フィリピンでは公用語が英語で、もともと英語環境には恵まれていると思います。
難関国立大学の入試を突破しているだけあり、学生の英語力は個人差はあるものの、総じて高いと思います。
特に、コミュニケーション学科や政治学科の学生は、マスコミや政治と言った高度な英語力が要求される職種を希望していることもあり、英語力に自信のある学生が多いです。
生徒同士の会話では、現地語のセブアノ語や、公用語のフィリピノ語が飛び交いますが、外国人学生と話すときや、授業内でのプレゼンテーションやディベートの場では、英語への切り替えができる生徒がほとんどです。
4.留学経験は就職活動の際に役立ちましたか??
はい。
最終学歴が大卒になり、就職に有利になったと思います。
5.フィリピン・セブ島に対しての感想は?
セブ島は、日本からのアクセスも良く、街中で日本人観光者や、語学留学生を多く見かけます。
ジンベエザメと遊泳できるオスロブや、カワサン滝、ダイビングスポットとして有名なモアルボアル等、自然を満喫できるエリアも多くあります。
その一方、現地の生活では、貧困などの社会問題について、考えさせられる機会も多くあります。
セブ島では、日系のNGOの活動も盛んに行われているので、ボランティア活動を通して、発展途上国の人々の現状を知る事ができます。
留学中に何をしたいのか、目的意識を持っていると、時間を有意義に使えると思います。
6.セブ島の治安についてどう思いますか。
セブ島はフィリピンの中でも比較的治安が良い都市ですが、危機管理意識を持つことはとても大事です。
人通りの多い道を選び、夜間の外出を控える、金目の物は持ち歩かないといった注意が要ります。
住居も安さで決めるのではなく、セキュリティーがしっかりしたアパートを選ぶのが賢明でしょう。
私の経験ですが、夜9時過ぎにショッピングセンターから自宅まで歩いて帰っていて横断歩道で車の往来を確認していた際、後ろからカバンのひったくりに遭った事、地元の乗り合いタクシー(ジープニー)に乗車中に財布をすられた事があります。
いずれも、セブ島での生活に慣れてきて夜道を歩いたり、ジープニー乗車中に景色に気を取られていたり等、警戒が緩んでいる時に起きたことでした。
海外に住んでいるという自覚をもって、自分の身は自分で守れるよう、注意を怠らないようにしましょう!
7.フィリピン大学への留学を検討している方にアドバイスはありますか?
日本の大学とはシステムが違い、留学や単位履修の手続き面で戸惑うことも多いかと思います。
日本の常識や価値観が通用しないことが多々あるので、細かいことを気にしすぎず、違いを受け入れるおおらかな気持ちを持つことが大切だと思います。
大学では、勉学がメインになるので、授業についていけるよう、留学前に英語力を高めることが必須です!
余裕をもってセブ島へ渡航し、短期間でもいいので、語学学校に通うなど英語環境に身を置くと、大学生活のスタートが切りやすいと思います。
在学中に国際交流や文化交流も楽しむことができましたが、卒業後も、同窓生との交流が続いています。
今では大手テレビ局のレポーターや、新聞記者、弁護士、起業家、在学中にミスセブの栄冠を取った後、プロモデルになった子もいます。
フィリピンでは人との繋がりをとても大事にする人が多いので、大学の友達は、人生の糧になると思います。


学部対抗スポーツフェスティバル マスコミ科のクラスメートたちと