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2010年6月~2011年3月、芸術学部絵画専攻1年次の授業を受けました。

唯一の国立大学、ということもあり、大学関係者の祖国や大学に対する意識の高さには驚かされました!

留学体験談:A.A

出身大学と学部:九州大学 21世紀プログラム
フィリピン大学セブ校での交換留学の期間:2010年6月~2011年3月
フィリピン大学セブ校での専攻:芸術学部絵画専攻

 

1.留学先にフィリピン・セブ島を選んだのはなぜですか?

私は2010年6月から3月まで、フィリピン大学セブ校に交換留学しました。

 

フィリピンは、留学先としてはマイナーな国ですが、私にとってはここに留学することは自然な流れでした。

 

まず、がセブに在住していること、また私自身2006年に首都マニラに住んでいて、セブにも何度か訪れており、現地の様子を知っていたことが主な動機となりました。

 

さらに、フィリピン大学セブ校では、以前から興味を持っていた芸術を専門として学べると分かり、留学する決意を固めました。

 

また、九州大学とフィリピン大学が協定校で、交換留学制度を利用でき、留学先の大学での授業料は免除になることも大きな要因でした。

 

現地での生活費は5万円程度で、九州大学の奨学金(月額8万円)と渡航費補助(10万円)を受けられたので、金銭的に困ることはありませんでした。

 

参考までに現地での生活費の内訳を記載します。

 

生活費計 42,000 円/月

(生活費内訳)住居費: 20000 円、 光熱水料: 1000 円、 通学費: 0 円、食費; 18000 円、 電話代: 1000 円、 インターネット代: 1000 円、書籍代: 0 円その他:(具体的に)交通費: 1000 円

 

2.フィリピン大学セブ校での授業や先生について印象に残っていることはありますか?

フィリピン大学セブ校で、芸術学部絵画専攻1年次の授業を受けました。

 

選択科目としては、美術史、英語、社会科学、体育(卓球)を受講しました。

 

芸術の授業は、基礎的な鉛筆や木炭のデッサンから始めて、キャンバスの作り方を習得した上で、アクリル画や油彩の技法を習いました。

 

絵画以外にも、コラージュや仮面制作の授業もあり、創造性豊かなものづくりの楽しさを味わいました。

 

仮面を作る授業もあり、私はヴェネツィア風の仮面や、歌舞伎の面やお多福を作りました。

 

学期末に、学内外で芸術学部の作品展を開催したこともいい思い出です。

 

フィリピン大学セブ校は、校舎が古く、冷房の効いた部屋はほとんどないようなところで、恵まれた環境とはいえません。

 

しかし、特に芸術家の先生方の、後進を育てる熱心な教え方に心酔し、また(教育制度の違いにより)大半はまだ16歳のクラスメート達の真剣に学ぶ姿に感動しました。

 

唯一の国立大学、ということもあり、大学関係者の祖国や大学に対する意識の高さには驚かされました。

 

3.フィリピン大学セブ校の学生の英語力について、どう思いますか。

フィリピンは英語が公用語なので、授業等フォーマルの場では英語が普通に使われます。

 

ただ、普段の会話はフィリピン語もしくは地方語(セブの場合はセブアノ語)ですので、最初は戸惑うかもしれません。

 

政府の補助金削減に対する抗議などの学生運動も盛んに行われており、行動力のある生徒が多い印象です。

 

4.留学経験は、その後の進路や就職活動の際に役立ちましたか??

はい。フィリピン大学セブ校に留学中にボランティアで日本語教育に関わったことがきっかけで、卒業論文のテーマはフィリピンにおける日本語教育を選びました。

 

調査の為にセブ島へ渡航した際、海外就職という選択肢も開かれ、卒業後にセブ島の日系の語学学校エージェントに就職しました。

 

フィリピン人職員の方との接し方や、英語力など、留学中に身に着けることのできたスキルが役立ったと思います。

5.フィリピン・セブ島に対しての感想は?

私は以前、首都マニラに住んでいたこともあり、フィリピンでの生活は慣れていました。

 

セブは、リゾート地というイメージがあると思いますが、整備されたビーチは市内から離れたところにしかありません。

 

しかし、休日にダイビングや乗馬を気軽に楽しめるのはセブの大きな魅力です。

 

また、南国ならではの、マンゴーをはじめとするトロピカル・フルーツを年中楽しめます。

 

6.セブ島の治安についてどう思いますか。

アパートは、大学と大型ショッピングセンターに近い、治安のよいところを選びました。

 

アパートは立地条件がとてもよく、常駐の警備員もいて安心して住めるため、外国人が多く入居しています。

 

借りたところは、2 部屋と物置、キッチン、リビング&ダイニングといった間取りでした。

 

同アパートには、ワンルームタイプの部屋(費用約2 万円)もあるのでお勧めです。

 

治安面でのアドバイスですが、夜の外出は極力避けてください。

(私は夜9時過ぎに車通りの多い道でひったくりに遭いました。)

 

また、タクシーに乗ると、まずメーターが正常に作動しているかを確認してください。

 

目立つ格好をしないようにし、貴重品の管理に十分注意してください。

 

7.フィリピン大学への留学を検討している方にアドバイスはありますか?

 

フィリピン大学セブ校は、留学生を受け入れた経験が浅く、サポート体制は万全とはいえません。

 

ビザの申請や履修申請等を自分でする行動力が必要です。

 

住居については、大学の寮は二段ベッドが一部屋に幾つも並んでいるようなところでお勧めしません。

 

フィリピン大学に交換留学するには、それなりの覚悟がいると思います。

 

しかし、助けが必要なときには皆親身になって手伝ってくれるので、心配はいりません。

 

特に、フィリピン人の若者は日本の文化に興味を持っている人が多いので、友達をつくりやすいと思います。

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サイト管理人(KATE)プロフィール

親の海外赴任がきっかけでマニラへ。

3年間のマニラの生活でフィリピンが大好きになり、セブ島へ移住。

フィリピン大学セブ校へ入学・卒業を経て現在に至る。

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