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100日カウントダウン開始、2020年どうなる?フィリピン年末のレート

  • 執筆者の写真: Kate
    Kate
  • 2020年9月16日
  • 読了時間: 3分

「もういくつ寝ると~」お正月を心待ちにする子どもの様子を歌った童謡、待ち遠しいことを指折り数えるという表現を借りるなら、せいぜい10日前からのカウントダウンといったところでしょうか。

フィリピンは国民の9割がクリスチャンのお国柄が反映され、お正月よりもクリスマスの方が盛大に祝われます。

大型ショッピングモールのSMシティーでは、クリスマスまで100日カウントパーティーの広告を出していました。(9/16)フィリピンでは3ヶ月以上前からホリデームードに入ります。

私はクリスマスもお正月も祝わないのですが、世情は関係ないと言い切れるかというと、そういう訳でもなく。

この時期は例年通貨レートの下降現象が起きるので、両替は気が重たく感じます。

今年も始まった100日カウントダウン、2020年の年末レートは一体どうなるんでしょうか。

1. 年末に向けてフィリピンへの仕送り額がアップ


Berのつく月(September, November, October, December)はホリデーシーズンと呼ばれ、ショッピングモールやスーパーでは早々とクリスマス商戦を繰り広げ始めます。

※毎年12月24日と12月25日はクリスマスの2日、祝日です。

今年はもう9月半ばですが、ロックダウンが影響してか随分控えめです。


セブ市内の大型ショッピングモール、アヤラセンターは営業している店舗はざっと見た感じ7割で、お客さんも全然いません。写真は編集しているので明るく見えますが、実際はモール内の照明も半分くらいに落としているのか薄暗いです。

海外生活を送る上で気になるレートですが、XE通貨の日本円からフィリピンペソ(仲値の実勢レート)の過去5年のグラフを見てみました。


9月から12月までの期間を赤丸で囲んで見たのですが、年末に向かってフィリピンペソに対して日本円のレートは下降傾向にある事が見て取れます。

推計1000万人ともいわれる海外労働者(OFW)が多いフィリピンでは、世界銀行によると、2019年のOFWによる本国への送金額は350億7,100万ドルで、フィリピンが受け取った送金が2019年のGDPに占める割合はなんと9.8%になります。

年末に仕送り額が一気に増えることがレートにも影響している様です。

2.2020年の年末はどうなる??


例年の傾向では日本円のレートが下がるホリデーシーズンですが、今年は新型コロナウイルスの影響で状況が大きく変わりそうです。

いつもなら外国人が並ぶショッピングモール内の両替所もこの通りガラガラです。

フィリピン中央銀行の発表を元にアジア経済ニュースが報道しているフィリピンの海外送金受取の推移(2020年)は下記の通りです。

2月海外送金受取2.5%増、8カ月ぶり低水準

3月の海外送金受取、9カ月ぶり前年割れ

4月海外送金受取、過去最大の落ち込み

5月の海外送金受取、3カ月連続で前年割れ

6月の海外送金受取、4カ月ぶりプラス

7月の海外送金受取、9カ月ぶり高水準

引用元:https://www.nna.jp/news/show/2094362

8月は前年同期比4.2%減と送金が減少しています。

今後の見通しについて、日本貿易振興機構(ジェトロ)の2020年8月25日掲載のウェブ記事には下記の記載がありました。

「フィリピン労働省は8月15日、「新型コロナ禍」の影響でフィリピン政府から資金補助を受けている海外就労者は60万4,403人に達し、このうち25万4,426人はフィリピンへ帰国したが、34万9,977人は海外で勤務を続けているか、失業状態にあると発表した。今後しばらくは海外就労者の帰国が続き、本国送金も伸び悩むものとみられる。」ー引用元:https://www.jetro.go.jp/biznews/2020/08/0b07d899d7f3c014.html

これが今後どのようにレートに影響していくのか、気になるところです。


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サイト管理人(KATE)プロフィール

親の海外赴任がきっかけでマニラへ。

3年間のマニラの生活でフィリピンが大好きになり、セブ島へ移住。

フィリピン大学セブ校へ入学・卒業を経て現在に至る。

​フィリピン留学やセブ島の生活情報など紹介しています。

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