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鉄の蝶、イメルダ夫人に学ぶフィリピン正装「テルノ」の着こなし術

  • 執筆者の写真: Kate
    Kate
  • 2020年9月27日
  • 読了時間: 3分

フィリピンの元ファーストレディー、イメルダ夫人といえばスリーブが直角に曲がったフィリピンドレスがおなじみ姿。若かりし頃「ミス・フィリピン」のタイトルを獲得していたイメルダ夫人のフィリピンの正装「テルノ」の着こなしは完璧です。

イメルダ夫人はフェルディナンド・マルコス元大統領(第10代大統領)夫人で、1965年~1986年の長期間ファーストレディーを勤め、今でもフィリピンの政財界に大きな影響力を持っています。

毛沢東、カダフィ大佐、カストロ、ニクソン大統領など、世界の錚々たるリーダーを相手に外交手腕を発揮したイメルダ夫人ですが、インパクトがあるのがその衣装。

外交の場で必ずイメルダ夫人がお召しになっていたバタフライスリーブのロングドレスはフィリピンの正装『テルノ』。夫人の「鉄の蝶(the Iron Butterfly)」という異名は、テルノ姿から来ているそうです。

今回はイメルダ夫人にまつわるファッション話と、催事場でのファッションイベントで現代風にアレンジされたテルノをご紹介します。

1. ファッション好きなイメルダ夫人


フィリピンの女性の正装『テルノ』は、パイナップルなどの繊維を使った生地に豪華な刺繍が施された洋風なデザインのフィリピン伝統衣装で、公式の場や結婚式など特別な場で着用されています。※他にも色んなデザインの民族衣装があります。

一昔前は、古臭いからと過去の衣装になりつつあったそうですが、テルノをこよなく愛するイメルダ夫人効果で人気が復活したそうですよ。フィリピン人としては長身のイメルダ夫人だからこそ衣装映えします。

「ピープル・パワー革命」として知られる1986年の無血革命でマルコス政権崩壊後に米国に亡命するまで、贅の限りをつくしたイメルダ夫人。なんとマラカニアン宮殿(大統領府)で亡命後に発見された夫人の靴は約3,000足、ドレスは6,000着もあったそうです。

マニラ郊外マリキナにある靴博物館所蔵を訪ねた際、イメルダ夫人の靴コレクション約250足に圧倒されました。でも、その12倍の3,000足って、、想像の範疇を超えます。イメルダ夫人を一度マニラでお見かけしたことがありますが、大勢のSPを引き連れ、高級フレンチレストランにお出ましになる様は、大物感オーラが凄かったです。

テルノの着こなし術ですが、バタフライスリーブのボリュームがあるので、それに負けないメイクとヘアスタイルでバランスをとると良いですよ^^ 着る機会がある方は、イメルダ夫人をお手本にしてみてください~♪

2.テルノの特徴を生かした現代ファッション


セブ島の大型ショッピングモール「アヤラセンター」では時折ファッション展示があります。

以前のブログ記事でご紹介した【ユニクロのエアリズムマスクを求めて三千里】も良かったら見てみてください。

今回開催中(~9/28)のファッションイベントのテーマは「セブ島ファッションウィーク」、セブ島のデザイナーさんによるテルノの特徴を生かした現代ファッションの展示がありました。



この衣装を着こなすのは中々難しそうですが、、目の保養として楽しませてもらいました。

3. 写真は斜め45度!

バタフライスリーブのシルエットを綺麗に魅せるには、正面ではなく斜め45度!

どういう風に違うか、比較してみました。

まずは正面から。



次に斜め45度から。


全然違いますね!

写真撮影の時は、斜め45度を意識してみてくださいね!

まとめ

フィリピンの女性用の正装「テルノ」をご紹介しました。

フィリピン現地での結婚式やパーティーはドレスコードがフォーマル指定のこともあります。


フィリピンで安いテルノは3,000円位で買えます。デザインによってはバタフライスリーブのボリュームが抑えられている物もあるので、日本に持って帰っても着られると思いますよ。

写真撮影の時は、斜め45度をお忘れなく(笑)



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サイト管理人(KATE)プロフィール

親の海外赴任がきっかけでマニラへ。

3年間のマニラの生活でフィリピンが大好きになり、セブ島へ移住。

フィリピン大学セブ校へ入学・卒業を経て現在に至る。

​フィリピン留学やセブ島の生活情報など紹介しています。

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