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【鷲&盾】フィリピン大学のシンボルに隠された(!?)意味

  • 執筆者の写真: Kate
    Kate
  • 2020年6月4日
  • 読了時間: 3分

更新日:2020年6月5日


こんにちは。フィリピン大学セブ校OGのケイトです。

今回の記事では、フィリピン大学のシンボルマークにまつわるトリビアをお届けします。

大学のビジョンを表すロゴやシンボルマーク。「鷲」というと、どんなイメージを浮かべますか?

フィリピン大学のシンボルマークは盾を掴んだ鷲が描かれています。

・シンボルマークに鷲が採用された理由とは?

盾に描かれているデザインの意味とは?

現在のシンボルマークに至るまでのデザインの変遷は?

フィリピン大学公式サイト「University Seal」のページを元にまとめてみました!

1.「鷲」から見える、フィリピン大学とアメリカとの関係


フィリピン大学設立は、1908年。シンボルマークの下部に記されている年号通りです。


このころはまだフィリピンはアメリカ合衆国植民地時代(1898年-1946年)でした。

フィリピンの国章やフィリピンの大学のシンボルマークは、統治国アメリカの国章に倣い、鷲のデザインが採用されるに至ったそうです。


鷲はアメリカン・イーグル(ハクトウワシ)です。

アメリカの国章の鷲と同じく、両翼を広げ右(見る人からは向かって左)を向いています。

現在のフィリピンの国章のデザインにも、盾の左下にはアメリカ合衆国の鷲が、右下の赤い部分にはスペインの立ち上がる獅子が描かれています。

それぞれフィリピンの植民地の歴史を象徴しているそうです。

こういった歴史的背景があるのですね。

2. 鷲が掴んでいる盾

「鷲」といえば、どんなイメージが浮かぶでしょうか。

フィリピン大学の鷲は、「勇気と力の象徴」という意味が込められているそうです。

また、鷲が掴んでいる盾は、農学・工学・医学を象徴とのこと。


ちなみに、、日本の大学でも「鷲」のデザインが使われている大学がありました!

どういうビジョンが込められているのでしょうか?

上智大学


校章の鷲は真理の光を目ざして力強くはばたく鷲をかたどったもので、その姿は上智大学の本質と理想とを表わしている。

引用元:https://www.sophia.ac.jp/jpn/aboutsophia/sophia_spirit/badge-song/badge.html

だそうです。

ちなみに、上智大学はフィリピン大学と協定校同士ですよ~!

3. デザインの変遷

現在のシンボルマークは1913年に考案されたものが使われていますが、ここに至るまで歴史に翻弄されながらいろんなマークが使われてきました。

初代シンボルマーク


盾のシンボルはマニラ市と、対大英帝国の独立戦争を支持したアメリカの13の植民地を表している。




1913年版

現在のシンボルマークのベースのデザインが完成。

※写真はありませんがご了承ください。

1946年、独立記念のデザインに

1946年に独立を果たし、ロペス大統領が1971年に公募したデザインの中から、フィリピン色の強いデザインが選ばれました。




シンボルマークを統一


近年まで様々なシンボルマークが使われてきたので、1913年版をもとにデザインが統一されました。



オンラインで読める、「Visual Identity Guidebook」に色や、サイズの規定など、詳細が書いてあります。


興味がある方は見てみてください。

まとめ

フィリピン大学のシンボルマークについてトリビアをお届けしました。

デザインの鷲はアメリカン・イーグル(ハクトウワシ)ですが、フィリピンにもフィリピンだけに生息している鷲がいます。




前回の記事「【そうだ 登山、行こう。】旅行計画を立てると幸福度アップ!」にフィリピンの国鳥フィリピンイーグルが登場しているので、良かったら読んで見てください!


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サイト管理人(KATE)プロフィール

親の海外赴任がきっかけでマニラへ。

3年間のマニラの生活でフィリピンが大好きになり、セブ島へ移住。

フィリピン大学セブ校へ入学・卒業を経て現在に至る。

​フィリピン留学やセブ島の生活情報など紹介しています。

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